マイギルビーナ

映画は中盤から、ふたりの過去も描き出す。出会いから結婚までが、若かった日々が明るい色調で描かれる。こんなに共通点のない彼らが、それでもどうして愛しあったか、結婚するに至ったかを、推理小説の謎解きをするように監督は解き明かしてゆく。謎解き。まさにこの映画は愛の謎を解く。愛のはじまりと終わりの原因を、その理由を、緻密に細心に解明している。それは恐ろしく的を射ている。この、的を射るほど愛の解明に取り組んでいる時点で、この映画は、普通のいわゆる“恋愛映画”ではもうない。
“恋愛映画”は愛を物語化するけれど、「ブルーバレンタイン」は愛を解体しているからだ。愛という生き物は、こういうふうにすれば生まれ、こういうふうにすれば死ぬ。ディーンとシンディという夫婦を例にとり、監督は愛の理由と原因を、愛の仕組みを、克明に証す。

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政治を歌わないのはパレスチナ・ラップではないと言い、音楽で国を変えようとするパレスチナ・ラッパー達。
ムーブメントの火を消さないように、DAMは大きなイベントの開催を計画する。参加するのはもちろんパレスチナ・ラッパー達。
だが、それにも超えられない壁があった。
占領地に設けられた分離壁と検閲所だ。
ガザには誰も入ることができないし、ガザで暮らす人々はガザから出ることが許されていない。通行所とIDがあればガザの外に出れるという希望を胸に会場に向かうPR。
しかし、PRがイベント会場に現れることはなかった……。
これが中東世界の常識なのだ。僕達は中東を知らなすぎる。
映画の最後にDAMとPRが対面する。涙なしには見れない。
この対面はゴールではないのだよ。始まりなんだよー。
熱いぜ、アラブ・サブカルチャー！観て損はない映画ですよ。   

　私たちの世代は格差はある。しかし、学びのの平等ではないか。誰であろうとチャンスはある。スマホやインターネットの普及で学ぼうと思えば、どこでも学べる。先人の知恵や失敗談を上手く生かせば成功も手に入れることができる。わざわざ大学に行って学ぶ時代ではない。自分で大型書店やインターネット、you tubeからもいつでもどこでも学ぶことができる。最近では、法律の初学者でも学べる入門書が出ている。この入門書は素人でも読める構成になっている。現在ほど学ぶチャンスが最高にある環境はないほどだ。自分で学ぶことができない人は自然淘汰される時代でもある。